Dear Friend、

企業は、私たちが声を上げない限り、動物を拷問し、殺し、搾取することをいつまでもやめようとしません。彼らは世間にはとても公表できないようなおぞましいことを動物たちにしています。そのため、PETAでは独自の調査を行い、真実を明るみに出す努力をしています。

KFC（ケンタッキーフライドチキン）は、供給業者が鶏を虐待して喜んでいるなんていう事実が明るみに出るとは思っていませんでした。ファッションデザイナーは、自社で販売している「アライグマの毛皮」の多くが、実は中国で生きたまま生皮をはがれて殺される犬の毛皮だという事実を隠しとおせると思い込んでいました。また、医薬品研究所の「BioSearch」は、怯える子猫たちの目に腐食剤を垂らしていることは、誰にも知られないだろうと思っていました。

しかし、その考えは間違っていました。PETAの覆面調査により、これらの企業が犯している残虐行為が目に見える形で世に暴かれることとなったのです。これらの虐待行為が明るみにでた今、企業がこうした行為をやめるのはもはや時間の問題です。事実、虐待を公表された数多くの企業がこうした行為をやめてきました。

PETAの調査により、これまで数百もの有名な大企業が動物への虐待行為を中止しています。動物の命を守るPETAの活動はあなたの支援によって推進されます。今日にでも、PETAに寄付をすることで、誰も見ていないと思って動物を虐待しているほかの企業の考えを変えさせることができます。

PETAの調査には多大な費用が必要です。ですから、あなたからの寄付はPETAにとって非常に大きい意味を持ちます。私たちは、覆面調査員に偽の身分を与えて、動物を虐待している企業に従業員として雇われ、もぐりこんでもらわなければなりません。覆面調査員たちは毎日、その会社の仕事をしているように見せかけながら、自分たちが目にしている恐ろしい行為をビデオテープにおさめています。彼らは、世間に公表できるだけの十分な証拠を入手するまでは、活動をやめることはできません。

PETAの覆面調査員の身の安全を思うと心配でたまらなくなることがよくあります。しかし、閉ざされた扉の向こうで拷問され殺される動物たちにとって、私たちの調査は唯一の希望です。だからこそ、調査員たちは活動を続けているのです。

どうか、動物たちのために今日にでも寄付をして私たちの調査活動を支えてください。寄付をすることで、逃げも隠れもできないのだという強力なメッセージが、動物を虐待している企業に伝わります。

感謝を込めて

イングリッド・E・ニューカーク
PETA会長

追伸：PETAの覆面調査を支援することは、閉ざされた扉の向こうで動物たちを苦しめる行為をやめさせることを意味します。あなたからの支援により、無慈悲な業界によって行われている動物への暴力は白日の下にさらされることになります。人知れず苦しんでいる動物たちのために立ち上がってくださることに感謝します。